東京都渋谷公園通りギャラリーでアートを体感☆
こんにちは☆
すっかり肌寒い季節となりました。秋といったら食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋!ということで、渋谷公園通りで味わえる"芸術の秋"をご紹介します。
公園通りを上った場所にある東京都渋谷公園通りギャラリーは、東京におけるアール・ブリュット等の振興の拠点として、2020年2月にグランドオープンしました。
2021年10月9日 (土) ~12月26 (日)の期間は、展覧会「語りの複数性」が開催されています。
この展覧会では、どの作品も創作物でありながら、人とは異なる固有の感覚や経験に打ち消されていたり、経験していない現実を自らの身体をもって受け取り、表現する試みが描かれています。
入口すぐのエリアでは、川内倫子さんの写真絵本「はじまりのひ」の展示と共に、目が見えない人たちが「はじまりのひ」の朗読を聴き、そこで感じたことを表現する試みが展示されています。
盲目の方が声や詩、周りの音だけでイメージする「はじまりのひ」とは...。
実際に会場でも「はじまりのひ」の朗読をヘッドフォンで聴けますので、最初は絵本を見ずに朗読だけでのイメージ、次に写真絵本を見ながら聴くイメージ。
それぞれで感じる「はじまりのひ」を比べてみるのも何か新たな発見に気づくきっかけとなるのではないでしょうか?
その他のエリアでは、写真家の大森克己さんによる、真っ白な空間の中で落語家の柳家権太楼さんが「心眼」を演じる一部始終を撮影した様子や、
「スコアドローイング」という手法で、音を聞いた時に浮かぶ情景、色彩や形を五線譜の上に記録している小林沙織さんの作品《私の中の音の眺め》など、見えない"語り"を自分の経験として受け取り、表現するさまざまな試みが描かれています。
入場料が無料ですので、展覧会に馴染みがない初心者さんもお気軽に立ち寄れます♪
ぜひ渋谷に来た際には、お散歩や買い物がてらグランドオープンした渋谷公園通りギャラリーにて、さまざまな語りのあり方と、その語りを紡ぎ出す身体を想像してみてはいかがでしょうか?
【語りの複数性】
■期間:2021年10月9日 (土) ~12月26 (日)
※入場無料
■会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室 1、2及び交流スペース
■住所:東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館 1F
■開館時間:11:00~19:00
■TEL : 03-5422-3151
■休館日:月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始
※展示替え期間中は、交流スペースのみ開館
■公式サイト:https://inclusion-art.jp